目次
Excel初心者の為の基礎知識
今後関数の説明をしていきたいのですが、まずはExcel初心者の方向けの『これだけは最低限知っておくべき』という基礎中の基礎の知識をお伝えします。
1.行と列
Excelでは横方向を「行」、縦方向を「列」と言います。下の図で緑色が行、青色が列ですね。
2.セル
Excelのそれぞれのマスを「セル」と言います。Excelはセルの集合で出来ており、セルの指定はA1,B1,C1と言います。
3.表示形式
今後関数を使用する際に覚えておくべき事の一つが「表示形式」です。セル内で右クリック⇒「セルの書式設定」を選択すると「表示形式」の設定画面が出てきます。
ちなみに「Ctrl」+「1」を押しても出てくるので、このショートカットのやり方を覚えておくととても便利ですっ!
関数を使用する際、この表示形式が「標準」である必要があります。とくに何も設定を変更しなければ「標準」になっているはずです。
4.数値計算
関数に近いのが数値の計算です。どの辺りが近いかと言うと[=]で始まるところが近い。
では下の図の要点を説明します。
・A1とA2は数値をただ入力しています。
・C列は表示形式を文字列で記載した内容です。
・E列はC列の内容を表示形式を標準にして記載した内容です。
・「=A1」とセルに入力するとA1セルの内容が自動で設定されます。
・足し算は「+」引き算は「-」掛け算は「*」割り算は「/」となります。
5.[$]の使い方
[$]を使用するとオートフィル機能を使用した時やコピペした時に選択セルが固定されます。オートフィル機能と言うのはExcelでセルを選択した後下や横に引っ張るやつです。Excelはオートフィルやコピーをした時、元々記載されていた位置から、どれだけずれた位置に新たに記載するか自動で判断して処理します。それが便利な時もあれば厄介な時もあるのでこれは絶対覚えておいて下さい。
まずは「$」をまったく使用せずに下方向へオートフィルした場合の表示です。
注意点:図ではC列をオートフィルしているように見えますが実際はE列をしています。
・A列はただ数値を入力しています。
・C列は表示形式を文字列で記載した内容です。
・E列はC列の内容を表示形式を標準にして記載した内容です。
・G列はE列をオートフィルした場合を表示形式文字列で記載した内容です。
・I列はE列をオートフィルした内容です。
では「$」を行指定数値の前に付けて「=A$1+A$2」としてオートフィルしてみます。
G列とI列が全て同じ内容になっている事が分かるかと思います。これは横方向にオートフィルした場合も同様に「$」をつけることで制御できます。例えば「=$A1+$A2」としたらAの列部分は変更されず数値の行部分は変更されますし、「=$A$1+$A$2」とすれば完全にセルが固定されます。
6.[=]から始まる内容は少し特別
表示形式が標準のセルに書き込むときに「=」を最初に付けたらエクセルは特殊な動きをすると覚えておいて下さい。それはセルの選択であったり、計算式であったり、関数だったりします。
まとめ
ここに記載した内容は本当に基礎的な部分なので必ず把握しておいて下さい。忘れたら調べれば良いので覚える必要はないです。何かこういうルールあったな~ぐらいで大丈夫。今後は知っておけば便利な関数を1つずつ紹介していこうと思います。
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