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出会い系大手の急成長
マッチングアプリ「Tinder」を手がけるMatch Groupが2021年1~3月期決算を発表しました。売上高は前年比23%増の6.68億ドルと急成長、株価も1年間で80ドルから140ドルと成長しています。営業利益は1.86億ドルで、前年比38%増。「Tinder」の有料会員数は前年比12%増の1,110万人、Google PlayとiOSを合計したアプリの世界収益ランキングでは5位になっており、非ゲームアプリにおける世界消費支出は「Tinder」が首位となっています。また米国のiPhoneの「ライフスタイル」カテゴリーで13~24歳に最も利用されたアプリともなりました。コロナで外出できず出会いが減った結果、ネットでの出会いを求めた人が多かったのも原因と思われます。
日本で一番売り上げているマッチングサービス
2021年4月で一番売り上げているマッチングサービスは「Pairs」で、運営会社は株式会社エウレカです。この株式会社エウレカもMatch Groupの一員で、4月のAppStore月間セールスで17位にランクインし9億円以上を売上ています。また5月の現時点(05/09)でも売上ランキング10位にランクインしています。Pairsの有料会員の料金表は以下の通りです。
pairs有料会員 | クレジットカード | App Store | Google Play |
1ヶ月 | 3590円/月 | 4300円/月 | 4300円/月 |
3ヶ月 | 2350円/月 | 3600円/月 | 3600円/月 |
6ヶ月 | 1830円/月 | 2400円/月 | 2400円/月 |
12ヶ月 | 1320円/月 | 1733円/月 | 1733円/月 |
クレジットカードだとちょっと割安ですね。これはWEBから登録した場合らしいので、もし利用する場合はまずWEBで登録するのが良さそうです。ちなみに「女性は無料」で料金がかかるのは男性だけです。
「Pairs」と同じように日本で人気があるのが「タップル誕生」です。少し古いデータですが2019年のデートアプリ市場分析では「タップル誕生」が「Pairs」を抑えて1位の53.5億円の売上となっています。タップルの運営会社は「サイバーエージェント」です。有名な会社なので聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。「グランブルーファンタジー」などのゲームを提供している会社です。そんなタップルの料金表は下記の通りです。
タップル有料会員 | クレジットカード | App Store | Google Play |
1ヶ月 | 3700円/月 | 4000円/月 | 4000円/月 |
3ヶ月 | 3200円/月 | 3400円/月 | 3400円/月 |
6ヶ月 | 2800円/月 | 2967円/月 | 2967円/月 |
12ヶ月 | 2234円/月 | 2400円/月 | 2400円/月 |
こちらもクレジットカードだと少し割安で「女性は無料」です。「Pairs」と比べると少し料金が高い。ちなみに「Pairs」の年齢層が20代後半~30代後半で、「タップル」年齢層が10代後半~20代後半らしく、比較的お金を持ってる大人向けの方が料金が安いのは珍しい気がします。
出会いの形で結婚サービスは8位
ゼクシィトレンド調査によると、結婚サービスの出会いがきっかけは第8位。結婚サービスとは結婚相談所、ネット系婚活サービス、婚活パーティ・イベントとなります。その中で1番多いのはネット系婚活サービスとなり全体の6%ほどとなっています。1位は職場らしいです。やはり多いんですね職場恋愛。私はIT企業に勤めているのですが、職場に女性はほとんどいません。だからIT企業の人は結婚している人がすくない可能性がありそうです。ただこの数値も在宅勤務などが増えてくると変化があるかもしれません。
まとめ
今後もこれらのマッチングサービスを提供している企業の売上は右肩上がりに成長していくのではないかと私は思っています。そしてこれら企業の売上が伸びるという事は、アプリやSNSなどのネットで出会いを探すというのが一般的になってきた、という事です。利用の際には十分注意が必要かとは思いますが、恋人や結婚相手を探したい人は試す価値は十分にあると思います。
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