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eスポーツとは
eスポーツとは「エレクトロニック・スポーツ (electronic sports) 」の略称でPCゲームやスマホゲーム、他にも通信機器を使用したダーツなどの対戦を、スポーツ競技として捉えた際の名称の事です。ここ数年eスポーツと言う単語を聴く機会が増えてきているので知っている方も多いと思いますが、実は20年前ぐらいから使われ始めた名称です。今では日本でも「プロゲーマー」と言われる人達が増えてきましたが、欧米では1990年ごろにはPGL(Pro Game Leagues)が開催され「プロゲーマー」という職業が誕生してきていました。
2020年日本のeスポーツ市場規模
ゲーム総合メディア「ファミ通」によると、日本国内におけるeスポーツ市場は66.8億円となりました。2019年では61.1億円だったので約5億円ほど(前年比109%)市場規模が拡大しています。また「ファミ通」では今後の市場拡大予想もしており、2021年は86億円、2024年には184億円ほどになるだろうと予想しています。ちなみに世界のeスポーツ市場でみると2021年は1865億円ほどになるとみられています。その世界市場もアメリカ、中国、韓国の3国で半分以上を占めている状態です。
eスポーツタイトル
eスポーツとして日本国内で開催されているタイトル数も現在ではかなりの数になっています。賞金もかなりの額になってきていて賞金総額が3億ほどの大会もあります。なかなか夢のある数字だとは思いませんか?ここでは国内で賞金総額TOP3のタイトルを紹介させていただきます。
1位:PUBG MOBILE
PUBG MOBILEは基本プレイ無料の100人同時対戦のバトルロイヤルシューターです。MOBILEなのでプレイはスマホやタブレットで可能となっています。最大4人のチームで協力プレイが可能となっており、ゲーム内で通話やチャットしながらのプレイも可能です。TPS(Third Person Shooter)と呼ばれるシューティングゲームの1種で、キャラクターの背後視点でプレイします。
2位:Apex Legends
Apexはここ数年で人気がでているバトルロイヤルシューターです。基本プレイ無料でPC、PS4、PS5、Xbox、最近ではSwitchでも可能になりました。最大3人のチームで協力プレイが可能となっており、PUBG同様ゲーム内で通話やチャットも可能です。現在モバイル版も開発中となっています。こちらはFPS(First Person Shooter)と呼ばれるシューティングゲームの1種で、1人称視点でプレイします。
3位:Shadowverse
シャドウバースはサイゲームズが提供しているカードバトルゲームです。基本プレイは無料ですが1位や2位のタイトルとは違いカードを買わないと強くならないので、無課金でプレイし大会に出るのは難しいと思います。プレイはPC、スマホ、タブレットから可能となっています。アニメ化もしているのでご存じの方も多いのではないでしょうか。
ゲーミングPCとゲーミングスマホ
最近ではプレイステーションやSwitchなどのゲームタイトルでeスポーツの大会が行われる事も増えてきましたが、やはりPCやスマートフォンでプレイするタイトルの方が多いです。そこでゲーム専用のゲーミングPCと呼ばれる高性能PCや、最近ではゲーミングスマホと呼ばれるスマホも登場してきました。ゲーミングPCはだいたいお値段が15万円前後でゲーミングスマホは10万円前後となっており高額ですが、処理速度の遅延が少ない事や映像の綺麗さを考えると購入する価値があります。
まとめ
・eスポーツとは通信機器を使用した対戦をスポーツ競技として捉えた際の総称
・日本のeスポーツ市場は現在66.8億円ほどとなっており、今後さらなる拡大が期待される
・現在国内から参加可能な大会で賞金総額1億円を超える大会が複数存在する
eスポーツ市場は今後さらに増えていくと予想されます。近い将来プロ野球選手やサッカー選手と同じように、プロゲーマーになりたい子供も増えてくるのではないでしょうか。現在日本のゲームは衰退していると言われていますが、今後eスポーツにも力を入れて盛り返してほしいものです。
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